大津市

大津市で初めて家を買う人へーー住宅購入の流れ・スケジュールと住宅ローン審査の期間

家を買う手続きは、資金計画から物件探し、契約、住宅ローン、引渡しへと段階が多く、初めてだと「何から始めて、どれくらいかかるのか」がつかみにくいものです。
順番と期間の目安を先に押さえておくと、一つひとつの手続きに落ち着いて向き合えます。

この記事では、京都・滋賀エリアを専門とするONZA Estate代表の飯田の視点から、大津市で家を買うときの流れとスケジュールを、初めての方にもわかるように整理いたします。
中古・建売・新築マンション・注文住宅でも基本の流れは共通するため、全体像をつかむ入口としてお読みください。
期間はあくまで目安で、物件や人によって幅があります。

大津市で家を買う前にーー全体像と準備

家の購入は、大きく「準備→物件探し→契約→住宅ローン→引渡し」という流れで進みます。
最初にやっておきたいのが、資金計画の整理です。

○ 用意できる頭金と、無理なく払える毎月の返済額
○ 物件価格に加えてかかる諸費用(目安は物件価格の6〜10%)
○ 住宅ローンでいくらまで借りられるか(事前審査で確認できる)

予算の見通しが立つと、物件探しの軸が定まり、その後の流れもスムーズになります。
毎月の返済額は、いまの家賃と比べて無理がないか、金利が上がっても返せるかという視点で考えます。

住宅購入の流れ(完成物件の場合)ーー資金計画から引渡しまで

中古や建売など、すでに完成している物件を買う場合の標準的な流れは、次のとおりです。
各段階の期間は目安で、物件の状況や手続きの進み方によって変わります。

○ 資金計画・事前準備(予算と借入の見通しを整理)
○ 物件探し・情報収集(1〜3か月程度)
○ 内見・購入の申し込み
○ 住宅ローンの事前審査(1〜3日程度)
○ 売買契約(重要事項説明・手付金の支払い)
○ 住宅ローンの本審査(1〜2週間程度)
○ 金銭消費貸借契約(金消契約)
○ 決済・引渡し(残代金の支払い・登記・鍵の受領)

物件探しを始めてから引渡しまでは、おおむね3〜6か月が一つの目安です。
条件が固まっていてスムーズに進めば2〜3か月で完了することもあれば、物件選びに時間をかければ半年以上かかることもあります。

売買契約の前には、宅地建物取引業法に基づく法定手続きとして、宅地建物取引士が重要事項説明を行います。
物件や契約条件の大切な説明なので、わからない点はその場で確認しましょう。

住宅ローンの審査と契約の流れ

住宅購入では、住宅ローンの手続きが全体のスケジュールを左右します。
大きく「事前審査→本審査→契約→融資実行」の順で進みます。
以下の期間はあくまで目安で、申込内容や金融機関、物件の状況によって前後します。

○ 事前審査(仮審査):借入のおおよその可否を確認。目安は1〜3日程度(窓口だと数営業日かかることもある)
○ 本審査:物件と申込者を詳しく審査。目安は1〜2週間程度
○ 金銭消費貸借契約(金消契約):本審査の通過後にローン契約を結ぶ
○ 融資実行・決済:借入金で残代金を支払い、引渡しを受ける

物件の申し込み前後に事前審査を済ませておくと、売買契約から引渡しまでがスムーズになります。
審査では、年収や勤続年数だけでなく、ほかの借入(自動車ローンなど)も見られるため、申し込み前に整理しておくと安心です。

物件タイプで変わる流れと期間

基本の流れは共通ですが、物件のタイプによってスケジュールは変わります。

中古・建売(完成物件)
すでに建物があるため、実物を見て決められ、引渡しまでが比較的早いのが特徴です。
条件が整えば、引渡しまでの目安が1か月台となることもあります。
一方でローン手続きや売主側の事情によって前後し、居住中の物件では売主の引越しを待って2か月程度を要することもあります。
中古マンションの場合は、部屋の中だけでなく長期修繕計画や修繕履歴などの管理書類も確認します。
見方は別記事「
大津市の中古マンションは築年数と管理で見る」で整理しています。

新築マンション(完成前の販売)
完成前に契約することが多く、契約から完成・引渡しまで数か月から1年以上かかることがあります。
入居時期が先になるため、スケジュールに余裕を持って計画します。

注文住宅(土地から建てる)
土地探しと建築を合わせると1年前後かかることが多く、流れも資金計画も完成物件とは異なります。
大津市は市域が広く、土地の条件(斜面地・擁壁・市街化区域かどうか)で建て方も費用も変わるため、土地選びの段階から専門家に相談しながら進めると安心です。

大津市で物件を探すときのポイント

大津市は南北45.6kmと市域が広く、エリアによって住まいの形も価格帯も大きく変わります。
新快速が停まる駅と停まらない駅が混在し、同じ市内でも通勤時間と相場に差があるため、物件より先に「どのエリアで探すか」を絞ると進めやすくなります。
エリアごとの住まいの形と駅別の相場は、別記事「
大津市で戸建てとマンションはどちらを選ぶ?」で整理しています。

物件探しでは、次の点も確認しておきましょう。

○ 通勤・通学の動線と、毎日の生活のしやすさ
○ ハザード:浸水・土砂災害のリスクを住所単位で確認する
○ 郊外の物件は、市街化区域かどうか(都市計画税の有無や建て方に関わる)

ハザードマップについては、現在公開されている大津市のマップは令和4年3月に作成されたもので、滋賀県の浸水想定の更新を受けて令和8年度中に新しいマップが作成される予定です。
確認の際は、最新版が出ていないかもあわせて見てください。
見方のポイントは別記事「
大津市のハザードマップと防災リスク」で整理しています。

購入にかかるお金と、使える支援制度

家の購入では、物件価格に加えて諸費用がかかります。
仲介手数料・登記費用・ローン関連費用・税金などで、目安は物件価格のおおむね6〜10%です。
内訳と税金の軽減措置は、別記事「
大津市で住宅購入にかかる諸費用と税金」で詳しく整理しています。

あわせて、大津市には住宅取得に使える支援制度があります。

大津市結婚新生活支援事業補助金(令和8年度)
令和8年1月1日から令和9年2月28日までに婚姻届を提出した夫婦(婚姻日時点でともに39歳以下・令和7年の所得合計500万円未満などの要件あり)に、住宅の取得費や賃借費(家賃・敷金・礼金・仲介手数料等)が上限30万円(夫婦ともに29歳以下は上限60万円)補助されます。
申請受付は令和8年7月1日から令和9年3月1日までで、予算の上限に達し次第終了します。

また、市外から転入して中古住宅をリフォームする場合は、定住促進リフォーム補助金もあります(詳細は「京都から大津市へ移住する」で整理しています)。
いずれも年度によって内容や受付状況が変わるため、申請前に大津市の公式サイトで最新の情報をご確認ください。
ご家庭の予算や住宅ローンの前提に合わせた資金計画のご相談は、購入・賃貸を問わず
LINEからお気軽にどうぞ。

まとめ:大津市で家を買うときのスケジュールとチェックリスト

最後に、大津市で家を買うときの流れと確認ポイントを整理します。

○ 資金計画から始める(頭金・諸費用・借入可能額・毎月の返済額)
○ 物件探しは1〜3か月、引渡しまでは全体でおおむね3〜6か月が目安
○ 住宅ローンは事前審査→本審査→金消契約→決済の順で進む
○ 物件タイプ(中古・建売・新築マンション・注文住宅)で流れと期間が変わる
○ エリアを先に絞る(駅・沿線で住まいの形と価格帯が変わる)
○ ハザードと市街化区域を確認する(ハザードマップは令和8年度中に新版が出る予定)
○ 結婚新生活支援などの支援制度は、要件と受付状況を早めに確認する

家を買う流れは段階が多く見えますが、順番と期間の目安を押さえると整理しやすくなります。
大切なのは、最初に資金計画を整理し、入居したい時期から逆算して、余裕を持ったスケジュールで進めることです。

エリアごとの性格を含めた大津の街全体の特徴は、別記事「大津市はどんな街?」もあわせてご覧ください。
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