草津市

草津市で賃貸と購入はどちらがいい?ーー借りる・買うを判断するための比較軸を整理する

新快速停車駅の徒歩圏で利便性を取るか、郊外で広さを取るか。
草津市では住む場所の選び方に幅があるぶん、「借りるか、買うか」の判断も暮らし方とセットで考えることになります。
家賃を払い続けることと、ローンを組んで持ち家にすること——どちらかが一方的に得というものではありません。

この記事では、京都・滋賀エリアを専門とするONZA Estate代表の飯田の視点から、草津市で「借りるか買うか」を判断するための比較軸を、コスト・柔軟性・資産性・ライフステージの観点で中立に整理いたします。
ご自身の家計と暮らし方に当てはめて読み進めてください。

草津市で「借りるか買うか」を考える前に

草津市は、草津駅・南草津駅という新快速停車駅を2つ持ち、草津駅から京都駅まで約20分・大阪駅まで約50〜55分、南草津駅から京都駅まで約18分(いずれもJRの経路検索をもとにした2026年時点の目安。列車・時間帯で変動します)という立地で、子育て世帯の流入が続くエリアです。
賃貸物件は駅周辺に多く、マンションを中心に選択肢がそろう一方、郊外では戸建て賃貸の供給が相対的に限られる傾向があります。

「借りるか買うか」を決める前に、まず次の3点を自分の状況に当てはめて考えると、判断の軸が定まりやすくなります。
○ 今後10年程度の住まいの見通し(転勤・住み替えの可能性)
○ 毎月の住居費として無理なく払える金額
○ 資産として住まいを持ちたいか、身軽さを優先したいか

どちらが正解かではなく、自分の優先順位に合うのはどちらか、という見方が出発点になります。

賃貸のメリットと注意点

まず賃貸から、メリットと注意点を整理します。

賃貸のメリット
○ 住み替え・転勤・家族構成の変化に柔軟に対応できる
○ 初期費用が購入より軽く、まとまった頭金が要らない
○ 設備の故障や大規模修繕の費用は基本的に貸主負担
○ 固定資産税や金利上昇の負担を負わない

賃貸の注意点
○ 家賃を払い続けても、住まいが資産として残らない
○ 高齢期は新規の契約審査が厳しくなる場合がある
○ 間取り・設備の自由度が低く、更新料などの継続コストもかかる

身軽さと柔軟性を重視する方、数年単位で住む場所が変わる可能性がある方には、賃貸が合いやすい選び方です。

購入のメリットと注意点

次に購入を、同じく「メリット→注意点」の順で整理します。

購入のメリット
○ ローン完済後は、月々の住居費が大きく軽くなる
○ 団体信用生命保険(団信)により、万一のときは残債が保障される
○ リフォームや間取り変更の自由度が高い
○ 資産として残り、将来の売却・賃貸という出口を持てる

購入の注意点
○ 頭金・諸費用の初期負担に加え、金利上昇・修繕費・固定資産税などの保有コストがかかる
○ 住み替えには手間がかかり、売却までの流動性は立地次第
○ 立地を誤ると、将来の出口(売却・賃貸)が狭くなることがある

長く同じ場所に住む見通しが立つ方、資産として住まいを持ちたい方には、購入が合いやすい選び方です。

草津市の賃貸・購入をコストで比べる

「結局、毎月いくらかかるのか」は最も気になる点です。
草津の相場感を、賃貸・購入それぞれの条件を明記したうえで見てみます(いずれも前提次第で変わる目安です)。

賃貸の場合
SUUMOの駅別家賃相場(2026年7月時点・新築かつ駅徒歩1〜5分の条件)では、草津駅で3LDK約17.4万円・2LDK約12.0万円、南草津駅で3LDK約16.6万円・2LDK約12.5万円が目安です。
これは新築・駅近というもっとも条件の良い水準で、築年数が経った物件や駅から離れた物件では、これより抑えた家賃帯も見つかります。
家賃に加えて、共益費や更新料がかかります。

購入の場合
草津駅周辺の中古マンション3LDKは約2,800〜4,500万円が目安です(2026年6月・SUUMO掲載情報ベース)。
この価格帯の中ほどとして物件価格3,500万円を想定し、次の条件で月額を試算します。
○ 借入額:3,500万円(頭金・諸費用は別途)
○ 借入条件:35年・元利均等返済・ボーナス返済なし・変動金利(当初0.9%程度)

上記の例でいくと
○ ローン返済:約9.7万円
○ 管理費・修繕積立金:月1〜2万円程度(物件により異なる仮置き)
○ 固定資産税:月1万円弱程度(年額の月割り・評価額や築年数で異なる仮置き)
合計でおおむね月12〜13万円前後です。
※あくまで概算です。住宅ローン金利、販売価格、管理費・修繕積立金、税額は変動するため、判断時には最新の金利・相場・物件条件で確認してください。駐車場代は賃貸・購入いずれも物件により別途かかる場合があります。

ここで注意したいのは、上の賃貸相場は「新築・駅徒歩5分以内」、購入例は「中古マンション」と、条件が異なる点です。
そのため月々の金額を並べて優劣を判断することはできません。
大切なのは金額の構造の違いで、購入は完済後に住居費が大きく軽くなり資産として残る一方、賃貸は柔軟さと引き換えに住み続ける限り家賃を払い続ける、という違いがあります。

もう一つ、入居時にかかる初期費用の差も押さえておきたい点です。
賃貸では敷金・礼金・前家賃・仲介手数料などで家賃の数か月分が必要になります。
一方、購入では頭金に加えて、仲介手数料・登記費用・ローン関連費用・税金などの諸費用がかかり、物件価格のおおむね6〜10%が目安です(内訳は別記事「
草津市で住宅購入にかかる諸費用と税金」もご参照ください)。
毎月の負担が近く見えても、購入は入居時にまとまった資金が必要になる点は理解しておきたいところです。
いまの家賃と希望条件をもとに、賃貸・購入の住居費を比較したい方は、
こちらのLINEからお気軽にどうぞ。

ライフステージ・属性別の向き不向き

同じ草津市内でも、ライフステージや働き方によって向く選び方は変わります。

賃貸が向きやすい属性
○ 転勤の可能性があり、数年で住む場所が変わるかもしれない
○ 当面はまとまった頭金を使わず、手元資金を厚く保ちたい
○ 子どもの進学先などが固まっておらず、エリアを決めきれない

購入が向きやすい属性
○ この地域に長く住む見通しが立っている
○ 完済後の住居費を軽くし、資産として住まいを残したい
○ 間取りや設備を自分の暮らしに合わせて整えたい

草津駅・南草津駅の徒歩圏は利便性・流動性を重視しやすく、郊外・湖岸寄りは敷地のゆとりを検討しやすいエリアです。
たとえば「駅近で賃貸を選び住み替えやすさを重視する」「郊外で購入し広さを重視する」という組み合わせ方もありますが、これはあくまで一例で、駅近の購入や郊外の賃貸も含めて、優先順位に応じて検討できます。

まとめ:借りるか買うかの判断チェックリスト

最後に、草津市で「借りるか買うか」を考える際のチェックリストを整理します。
○ 今後10年程度の住まいの見通し(転勤・住み替えの可能性)
○ 毎月無理なく払える住居費と、頭金・諸費用に回せる手元資金
○ 資産として持ちたいか、身軽さを優先したいか
○ 購入なら、立地の出口(将来の売却・賃貸のしやすさ)と保有コスト
○ 賃貸なら、高齢期も含めた長期の住まいの見通し

賃貸は柔軟性と初期負担の軽さが強み、購入は完済後の住居費の軽さと資産性が強みです。
裏を返せば、賃貸は資産が残らない点、購入は初期負担と保有コスト・金利変動という注意点があります。
どちらが上ということではなく、ご自身の家計とライフステージに合うのはどちらかという視点で選ぶことが大切です。

草津の街全体の特徴は、別記事「草津市はどんな街?」もあわせてご覧ください。
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