栗東駅と草津駅、どちらに住む?通勤・街の性格・価格・資産性で比較
栗東駅と草津駅、2駅はJR琵琶湖線で隣り合っていて、その間は普通電車でわずか1駅です。
ただ、隣同士でありながら、駅の性格はかなり違います。
草津駅は新快速が停まる滋賀県南部の都市拠点で、駅周辺に百貨店や大型商業施設が集まります。
一方の栗東駅は、駅の開業に合わせて区画整理で整えられた新興住宅地で、価格を抑えて広さやゆとりを得やすいエリアです。
この記事では、通勤アクセス・街の性格・住宅価格・資産性の観点から両駅を比較し、「どんな人にどちらが向いているか」を整理します。
2駅の基本データをまず比べる
| 項目 | 栗東駅 | 草津駅 |
|---|---|---|
| 路線・種別 | JR琵琶湖線(普通停車・新快速は通過) | JR琵琶湖線(新快速停車)・JR草津線分岐 |
| 日中の運行本数(目安) | 約4本/時 | 約8本/時(新快速約4本+普通約4本) |
| 京都駅まで | 普通の直通で約28〜31分 | 新快速で約21分 |
| 大阪駅まで | 約60〜70分(草津で新快速乗換だと短縮) | 新快速で約51分 |
| 市の人口(概数) | 栗東市 約7万人 | 草津市 約14万人 |
| 公示地価(市平均・2026年) | 約9.1万円/㎡ | 約17.5万円/㎡ |
| 駅周辺の主な商業 | アル・プラザ栗東(東口徒歩約3分) | 近鉄百貨店草津店(東口直結)・エイスクエア(西口徒歩約3分) |
| 街の性格 | 区画整理された新興住宅地・産業の街 | 新快速の都市拠点 |
※ 地価は2026年地価公示(国土交通省)にもとづく市全体の平均的な水準(参考値)、人口は2026年の概数です。
栗東駅から草津駅までは普通電車で約4分の隣同士です。
距離は近いものの、新快速が停まる都市拠点の草津駅と、戸建て中心の住宅地として整えられた栗東駅では、暮らしの性格が異なります。
京都・大阪への通勤アクセス
通勤を考えるうえで、列車の本数と所要時間は重要なポイントです。
草津駅|新快速停車で本数も多い
草津駅は新快速停車駅で、京都駅まで約21分、大阪駅まで約51分です。
日中でも1時間あたり新快速・普通あわせて約8本が運行され、本数の多さも魅力です。
JR草津線の分岐駅でもあり、滋賀県南東部方面へのアクセスにも対応できます。
栗東駅|普通停車、草津駅での乗換も選べる
栗東駅は普通電車のみが停まり、新快速は通過します。
京都駅までは普通の直通で約28〜31分、日中の本数は1時間あたり約4本です。
大阪方面へは、隣の草津駅で新快速に乗り換えると所要時間を短縮できます。
草津駅までは普通で約4分と近いため、「栗東に住んで、草津で新快速に乗り換える」という通勤スタイルも現実的です。
通勤時間と本数の面では草津駅が有利です。
一方、栗東駅も草津駅が隣にあるため、乗り換えを前提にすれば京都・大阪への通勤は十分に成り立ちます。
駅周辺の生活環境
草津駅|駅周辺に都市機能が集まる
草津駅の東口には、滋賀県内で唯一の百貨店である近鉄百貨店草津店が直結しています。
西口には平和堂のアル・プラザ草津を核とする大型商業施設のエイスクエアがあり(徒歩約3分)、買い物の選択肢が豊富です。
駅周辺に都市機能が集まり、車がなくても生活が成立しやすい環境です。
西口では2027年秋の開業を目指して複合ビルの開発も進んでいます。
栗東駅|区画整理で整った新しい街並み
栗東駅は1991年に開業した比較的新しい駅で、開業に合わせて区画整理が行われ、街区が整った住宅地が形成されました。
東口にはロータリーが整い、平和堂のアル・プラザ栗東があります(徒歩約3分)。
駅周辺には栗東芸術文化会館「さきら」(徒歩約5分)などの公共施設も揃っています。
栗東市は、JRA栗東トレーニングセンターがあることでも知られています。
また、名神高速道路の栗東インターチェンジや新名神高速道路の栗東湖南インターチェンジがあり、物流・産業の拠点としての性格も持っています。
車を使った生活との相性がよく、ゆとりある戸建て住宅地を求める世帯に向いたエリアです。
住宅価格と相場感
2026年の地価公示によると、市全体の平均地価は草津市が約17.5万円/㎡、栗東市が約9.1万円/㎡です。
草津市は滋賀県内で地価が最も高い水準で、都市集積や通勤の近さが価格に反映されています。
一方、栗東市は同じ予算で、より広い土地や戸建てを確保しやすい傾向があります。
栗東駅周辺は区画整理された新しい住宅地で、ゆとりある区画も多く、価格を抑えて広さを取りたい世帯には現実的な選択肢になります。
なお、栗東市は草津市とともに、近年の滋賀県南部の地価上昇を牽引しているエリアです。
価格を抑えやすいだけでなく、住宅地としての需要も底堅く推移しています。
資産性・将来の売りやすさ
長く住むつもりでも、ライフステージの変化や転勤などで売却を検討する局面はあり得ます。
そのときに「万一の売却場面で検討者を想定しやすいか」は、物件選びの大切な視点です。
草津駅周辺は、中古マンション・戸建てともに需要が見込まれやすく、買い手の属性も多様です。
共働きファミリー・転勤族・京都や大阪へ通勤する世帯など、さまざまな世帯が購入を検討します。
地価が上昇基調にあり相場観も形成されているため、価格設定を誤らなければ売却時に検討者を想定しやすい傾向があります。
栗東駅周辺は、区画整理された新しい住宅地で、戸建ての実需が底堅いエリアです。
価格を抑えて広さやゆとりを得たい子育て世帯に支持されており、駅徒歩圏や整備された住宅地の物件は、将来の売却時にも検討者を想定しやすいといえます。
県南部の地価上昇を牽引してきた実績もあり、住宅地としての地力があるエリアです。
「価格が高い=資産性が高い」というわけではありません。
重要なのは、その物件を必要とする買い手の属性が一定数いるかどうかです。
その観点では、草津駅は流通量の多さと想定しやすい買い手の属性の多様さ、栗東駅は価格と広さを重視する実需層への訴求力が、それぞれの強みになります。
こんな人には草津駅、こんな人には栗東駅
草津駅が向いている人
京都・大阪への通勤時間と本数の多さを最優先したい
百貨店や大型商業施設が近くにある都市的な暮らしを好む
車がなくても駅徒歩圏で生活を完結させたい
将来の売却を見据えて、流通量が多く買い手の属性が多様なエリアを選びたい
栗東駅が向いている人
価格を抑えて、広さやゆとりのある戸建てを確保したい
区画整理された新しい住宅地の街並みを好む
車を使った生活を前提に、高速道路へのアクセスも重視する
草津駅での乗り換えを許容でき、通勤の時短は工夫したい
どちらが優れているという話ではありません。
都市の利便性を取るか、価格とゆとりを取るか。
ライフスタイルと予算の優先順位によって、最適な選択は変わります。
まとめ
栗東駅と草津駅は、JR琵琶湖線で隣り合う駅でありながら、性格が大きく異なります。
草津駅は新快速が停まる滋賀県南部の都市拠点で、京都21分の通勤利便性と駅周辺の都市機能が魅力です。
需要が見込まれやすく買い手の属性も多様なため、将来の売却を見据えた物件選びがしやすいエリアです。
栗東駅は区画整理された新興住宅地で、価格を抑えて広さやゆとりを得やすいエリアです。
新快速は停まりませんが、隣の草津駅で乗り換えれば通勤の時短もでき、県南部の地価上昇を牽引する底堅さもあります。
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データ出典:国土交通省「地価公示」(2026年)、栗東市・草津市統計(2026年)、JRおでかけネット時刻表(2026年6月確認)
掲載・参考データは調査時点のものであり、最新の状況とは異なる場合があります。