近江八幡駅と草津駅、どちらに住む?通勤時間・地価・商業集積・資産性で徹底比較

「近江八幡駅と草津駅、どちらがいいですか?」

滋賀県で物件を探している方から、よくいただく質問です。
どちらもJR琵琶湖線の新快速停車駅。
京都・大阪への通勤圏として人気があり、マンション・戸建てともに選択肢があります。

ただ、同じ新快速停車駅でも、通勤時間・地価・街の性格はかなり違います。
草津駅は京都まで新快速で約21分、駅前に百貨店と大型商業施設が集まる都市型の拠点です。
一方の近江八幡駅は京都まで約35分、歴史的な街並みが残る落ち着いたエリア。
駅南口にはイオン近江八幡ショッピングセンターが直結し、利便性と静かな住環境を両立できます。

この記事では、通勤アクセス・生活環境・価格相場・資産性の観点から両駅を比較し、「どんな人にどちらが向くか」を整理します。


2駅の基本データをまず比べる

項目近江八幡駅草津駅
路線JR琵琶湖線・近江鉄道JR琵琶湖線・JR草津線
新快速停車停車
京都駅まで新快速で約35分新快速で約21分
大阪駅まで新快速で約65分新快速で約51分
公示地価(市平均・2026年)約6.6万円/㎡約17.5万円/㎡
中古マンション70㎡参考価格約2,837万円約2,459万円
駅前の大型商業イオン近江八幡SC(南口直結)近鉄百貨店(東口直結)・エイスクエア(西口徒歩3分)

※ 地価は2026年地価公示(国土交通省)、中古マンション価格はLIFULL HOME'S 2026年5月時点の掲載価格ベース

両駅の間は新快速で約14分。
京都・大阪への通勤時間も約14分の差があり、この通勤時間の差も地価差を生む要因の一つと考えられます。


京都・大阪への通勤アクセス

草津駅:京都21分・大阪51分の近接

草津駅から京都駅までは新快速で約21分、大阪駅までは約51分です。
滋賀県内の新快速停車駅のなかでも京都・大阪に近い位置にあり、通勤時間を重視する方には大きなメリットになります。

また、草津駅はJR草津線の分岐駅でもあります。
草津線は滋賀県南東部方面への移動にも対応できる路線です。

近江八幡駅:京都35分・近江鉄道との接続

近江八幡駅から京都駅までは新快速で約35分、大阪駅までは約65分です。
草津駅と比べると約14分長くなりますが、新快速停車駅として十分な通勤圏内です。

近江八幡駅は近江鉄道(八日市線・万葉あかね線)との乗換駅でもあります。
八日市方面や東近江市内へのアクセスが必要な方には、この接続が便利です。


駅周辺の生活環境

草津駅:駅徒歩圏に大型商業が密集

草津駅の東口には近鉄百貨店草津店が直結しています。
滋賀県内で唯一の百貨店であり、駅から直接アクセスできます。

西口にはエイスクエアがあります。
駅から徒歩約3分の位置にあり、日常の買い物から各種サービスまで利用できます。
運営は綾羽株式会社です。

駅徒歩圏内に百貨店と大型商業施設が揃うため、車がなくても日常生活が成立しやすい環境です。
共働き世帯や、車を持たない選択をしたい方には大きなメリットになります。

近江八幡駅:イオン直結+落ち着いた住環境

近江八幡駅の南口にはイオン近江八幡ショッピングセンターがペデストリアンデッキで直結しています。
駅から徒歩1〜2分でアクセスでき、食品・衣料・日用品が揃います。

駅から約421m(徒歩5分程度)の位置にはフレンドマート八幡鷹飼店もあります。
運営は平和堂で、日常の食品買い出しに便利です。

草津駅のように複数の大型商業施設が駅前に密集しているわけではありませんが、イオン直結という利便性は高く、駅周辺で基本的な買い物は完結します。

また、近江八幡は歴史的な街並みが残る落ち着いたエリアです。
駅前の利便性と、少し離れた場所の静かな住環境を両立できるのが特徴です。


土地・マンション価格と相場感

2026年の地価公示によると、草津市の平均地価は約17.5万円/㎡、近江八幡市は約6.6万円/㎡です。
草津市は滋賀県内の市町村別地価ランキングで1位となっています。

この地価差の背景には、通勤時間の差に加え、商業集積や駅周辺の都市機能の違いも影響しています。
京都駅まで21分の草津と、35分の近江八幡。
約14分の通勤時間差と、駅前の商業密度の違いが、地価に反映されていると考えられます。

土地や戸建てでは、近江八幡は同じ予算で広さを確保しやすい傾向があります。
通勤時間を許容できるなら、価格を抑えて広さを取る選択ができます。

中古マンションの価格については、草津駅周辺は約2,459万円(70㎡換算・LIFULL HOME'S 2026年5月時点)、近江八幡駅周辺は約2,837万円となっています。
ただし、近江八幡駅周辺はマンションの流通量が少なく、掲載物件の築年数や条件によって価格が振れやすい傾向があります。
この数字だけで「近江八幡の方が高い」と判断するのは早計です。


資産性・将来の売りやすさ

不動産を購入する際、「将来売却するときに困らないか」という視点は重要です。
長く住むつもりでも、ライフステージの変化や転勤などで売却を検討する局面はあり得ます。

草津駅:流通量が多く、買い手の属性が多様

草津駅周辺は中古マンションの流通量が多く、相場観が形成されています。
買い手の属性も多様で、DINKS・共働きファミリー・転勤族・京都通勤の共働き世帯など、さまざまな属性の世帯が購入を検討します。

買い手の属性が多様であるほど、売却時に買い手を見つけやすくなります。
長期保有を前提にしながらも、万一の売却時に買い手を想定しやすいエリアです。

近江八幡駅:戸建て実需が中心、マンション流通は薄め

近江八幡駅周辺は、戸建ての実需が中心です。
マンションの流通量は草津と比べると少なく、売却時に買い手を見つけるまでの期間が長くなる可能性があります。

ただし、価格を抑えて広い住まいを求める実需のある世帯や、歴史的な街並みを好む世帯には根強い需要があります。
流通量が少ないことは「売れない」ではなく、「買い手の属性が限定される」という意味です。
適正価格で売り出せば、必要としている人に届きます。


こんな人には草津駅、こんな人には近江八幡駅

草津駅が向いている人

京都・大阪への通勤時間を最優先したい

車を持たずに駅徒歩圏で生活を完結させたい

将来の売却を見据えて、流通量の多いエリアを選びたい

百貨店や大型商業施設が近くにあると安心する

近江八幡駅が向いている人

通勤時間より、価格を抑えて広い住まいを優先したい

歴史的な街並みや落ち着いた環境を好む

駅前のイオン直結で基本的な買い物は十分

近江鉄道沿線(八日市・東近江方面)へのアクセスも重視する


まとめ

近江八幡駅と草津駅は、同じ新快速停車駅でも性格が大きく異なります。

草津駅は京都まで21分、駅前に百貨店と大型商業施設が集まる都市型の拠点です。
通勤時間を重視し、駅徒歩圏で生活を完結させたい方に向いています。
中古マンションの流通量も多く、長期保有を前提にしながらも万一の売却時に買い手を想定しやすいエリアです。

近江八幡駅は京都まで35分、歴史的な街並みが残る落ち着いたエリアです。
駅南口にはイオン近江八幡ショッピングセンターが直結し、利便性と静かな住環境を両立できます。
地価は草津の約4割程度で、同じ予算で広い住まいを確保したい方に向いています。

どちらが「良い」ではなく、何を優先するかで選ぶエリアが変わります。
通勤時間・価格・広さ・街の雰囲気、ご自身の優先順位を整理してみてください。

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データ出典:国土交通省 地価公示(2026年)、LIFULL HOME'S(2026年5月時点)、NAVITIME

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